2018年3月27日

2018 春の旅 ③

2時間ほど仮眠をして
シャワーを浴びて海パンに着替え
プール用に入れたつもりのトートバッグがない事に気付き
今回は大失敗するのではと
関空からの出来事でテンションもネガティヴになる

タオルカードを持ってプールへ
プールサイドバーの綺麗な女性に渡してバスタオルをゲット

日当たりの良い空いてるベッドを探し陣地を確保
草履を入れていた紙袋には本とサンオイルとお水

挨拶がわりに入水
冷たい心地よい水温 心が晴れて来た

ベッドに寝転び 体中にサンオイルを振りかけ
サングラスをして目を瞑る

聞こえる言語を確認する
フランス語が多い 英語も多少ある
苦手な大陸、半島の言葉は聞こえてこない
なんて素晴らしいのだろう

太陽が気持ち良い
いつの間にか僕の意識は遠い世界に向い
子供の声で現実に戻ってきた
たった30分の現実逃避 直射日光に当たった足は赤かった

プールに入り目を覚ます
一服をしに外に出て海を見ながら休憩
プールに戻ろうとすると中への入り方のわからない日本人が立ち往生

不親切であり人見知りでもある僕は横をすり抜け
何も言わずにゲートを開けて中に入る
そしてすぐ閉める

僕のゲートの開け方を見ていたであろう 母と娘
なるほどと言いながら開けて入って来た

腹が減ったので3時頃に部屋に戻った
シャワーを浴びて着替えて 昨日旅行会社にもらった
カップヌードルを食べて少しの仮眠

18時頃ライターを求めてホテル近くのショッピングゾーンへ
向かう途中に海へと沈む太陽を眺めながら歩き 綺麗なぁと立ち止まりぼそり
なんとなく周りを見てみると
その景色を見ているのは男女のペアばかり
ここは一人で来る場所ではないのかもと今更ながら思い足を進めた

ショッピングゾーンですぐ小物やを発見しライターをゲット
これで安心して過ごせると小躍りしながら今日の飯場を探しながら歩く

朝から食べたものはカップ麺だけ
ここは豪勢に行こうかとステーキ屋に入る

この国に来て初めて見るメニュー フランス語
すぐに店員が英語と軽く意味だけ書いてある日本語付きメニューを持ってきてくれた
値段を見てびっくり!! 高いなぁー 物価日本と同じかちょい高いぞ

サーロインを頼もうと思っていたのに
店員が勧める看板にチョーク書きの本日のおすすめ もちろんフランス語なので
意味もわからずに勢いでオーダー 何が来るんでしょうか

肉と魚と鳥とエビの盛り合わせが来た
生で来た その後熱した石がきた どうやら自分で焼くようだ

あの赤身は何の肉かは知らないが美味しく完食 
魚はマグロだったな 満腹で店を出る
ビールと合わせて4500円払わして頂きました

今日はもう寝よう

posted by ohno at : 16:23

2018年3月23日

2018 春の旅 ②

バルコニー出た
手にはタバコのみ持って出た

本数を確認しながら椅子に座った
2本しかないから新しいの出さないとなとか
考えことをしながら
ドアを閉めた

・・・・・・・

その瞬間 カチッ という嫌な音

そうです
鍵が掛かりました
深夜3時に僕はバルコニーに締め出されたのです

今回の部屋は入り口 ロータリーの上
誰か通るだろうと気楽に考えていた

星空を眺めながら最後のタバコに火をつける
何分過ぎたのだろう
睡魔なんて何処かに消えてしまった

誰も通らないまま空が明るくなってきた

ロータリー付近にエンジン音がするのだが見えない
Helpと声を出してみたが無反応

これは街が動き出すまで無理だな
諦めモードの中 バルコニーに横になりふて寝した

横を向いた瞬間 ポケットからライターが落ちた
ここは水はけを考えてか斜めになっている
それは僕の手をすり抜けて落下した
とっさの事でどこに落ちたのかさえ分からなかった

機内持ち込みは1つのみ
僕にはもう火をつける道具がない・・・・近所に街はあるのか?

太陽が完全に昇った
椅子に座ってずっと外を見ている
誰も通らない

もしかすると僕は1日ここに居るのだろうか
もしかしたらずっとここに居るのだろうか

そんな気持ち
何時間過ぎたのだろう

携帯も何もかも部屋のなか
僕は一人ベランダ

全てを諦めて寝ようと思って また横になる

その時自転車が見えた
入り口からこっちに向かって来るのだろうか

違う道に行く動きが見えた
僕は叫んだ Hello と

自転車の人は笑顔でこちらに手を振った
僕は手招きをした
よって来てくれた

なんて喋ったかまったく覚えていない

ドアが閉まって 入れないんだ そう言ったと思う
ちょっと待てとその人は言い僕の前から消えた

伝わったのだろうか バカだと思って無視されたのだろうか
ドキドキしていた

その人が先ほどのチェックインに際に対応してくれた人を呼んで来てくれた

その人はすぐわかったようで
すぐに行くから待っていて 部屋はどこ って言った気がした
大きい声で304と伝えた

自転車の人は笑顔で手を振り何処かに消えて言った
フロントの人も僕の視界から消えた

来てくれるのだろか
窓ガラス越しに部屋のドアを見つめていた

数分後部屋が開いて人が入って来た
ベランダを開放してくれた
僕は部屋に入れた

気づかなくてごめんと彼は言う
いつからだ 長い時間かいと聞いて来る

さりげなく時計を見た
まさか4時間もそこにいたとは恥ずかしいので言えず
ついさっきと嘘をつく

ドアロック解除の仕方を教えてもらい
キッチンにある灰皿まで出してくれた

感謝の握手をして僕は彼を部屋から送り出す

タバコが吸いたいな

今頃ライターをなくしたことを思い出す

カバンをあさった
何処かに電熱線のライターもどきが入っているはずだ

普段使っているカバン
入館証などを入れてあるポケット
その奥に発見した

僕は何時間振りかの笑顔を手に入れた

ベランダに出た
空港でもらった水を持って

風が気持ちい
ドアは開放したまま 電熱線が赤くなるのを待つ

至福の時間が終わった

寝よう
そんな旅の始まりであった

posted by ohno at : 18:25

2018年3月22日

2018春の旅

珍しくアジアを離れた
天国に一番近い島に行ってみた

その旅の話

9時に関空に着く レンタルwifiを借りてカウンターを探す
案内掲示板には1130発の便はまだ表示されない
スカイチームだと思うので端の方へ
あっさり発見でチェックイン

寂しいサウスウイング
コンビニも何もない 喫煙所も椅子すらない
この差はなんだろう??

1130時間通りに出発
飛行機はガラガラなので真ん中の4人がけを占拠
映画を見ていた9時間の空の旅が始まった

ところが30分程飛んだ時に突然のアナウンス
急病人が出たので関空に引き返す まじか!!

12半頃関空に戻った エコノミーのドアはどこも開かない
ビジネスの奴なのか 気配すらなかったぞ
締め切られた中 給油作業が始まった 外に出ることもできず
その場で待機
14時半頃改めて離陸 これからまだ9時間空の旅 きついなぁ

現地時間深夜1時 やっとニューカレドニア ヌーメアに着く
飛行機に12時間の缶詰 これはキツイわ

すんなり入管を通過して荷物を持って外にでる
いつものようにドア外でタバコを吸いながら迎えを探すが
そんな人は誰もいない 

ちょっと焦って来た
今回は初めての土地なのでツアーで行ったのだ
読んだことのないパンフを見ると現地ツアー会社カウンターに行くそうだ
吸い終えて中に入るとカウンターに長蛇の列

なるほど 日本の代理店は全部現地の代理店に振ってるようだ
窓口に大手のロゴが並び僕が使った弱小ロゴはその他大勢の中にあった

日本人ばかり
そりゃそうだわ 学生旅行なのだろう 客層が若い
その中におっさん一人 微妙だなー

大嫌いな団体行動 全員揃うまで待つ
受付した人で観光バスに乗ってホテルに向かう
空港を出たのは深夜2時だった

1時間程でホテルに着いた
現地ツアーの方がホテルの説明をしてるが関係なくチェックインへ
他の日本人はちゃんと説明を聞いてる
僕はもうチェックイン終わった 部屋に行きたいなぁ 眠いなぁ

大人気ない僕は 質問ないので部屋行っていいですかーーー
聞いて見た 不思議そうに僕をみてチャックインは?と聞くので終わったよ

最終日の集合時間だけ確認されて解放
部屋へ

中に入る 1LDKのお部屋 広い 本当に広い
何が何処にあるか確認してnetつないで着替えて
バルコニーへ

悲劇が待っていた

つづく

posted by ohno at : 17:28