2008年12月12日
感動のフィナーレ前
土曜日の昼、僕は前に住んでいた場所の近所にいる
踏切がなくなり、中華料理屋がチェーン店に変わっていた。
この土地を離れてもう10年になるのかぁ
当時の思い出に浸りながら遅れて来る友人を待つ為に
そのチェーン店に入り朝昼兼用食を食べる
目的地に到着し中に入るがものすごく寒い
ちょっと薄着すぎたかと反省しながらグッズショップで
帽子を物色するがなんとなくときめかないのでピンク色の
手袋を買った
席に座り開始を待つ
今日はチームの愛された選手の最後の試合
試合は始まる。想像通りパススピーズが遅く、やりたい事は分かるが
まったく出来ていない、だから2部なんだろう
でも今日勝って遠い仙台が負ければ・・・という確率の低い
期待値はある
26番と31番がそして6番に17番が試合を引っ張る
26番はフリーで4回も外す 頼むで代表
先制されたが追いつき追い越して90分が過ぎた
まだ背番号8はコートを着て外にいる
ロスタイム4分という表示がでた
一度も優勝を経験できなかったベテランは最後の公式戦にも出れずに
現役を引退するのだろうか
そう思ったときにベンチが動いた 170センチもない身体に
8の背番号を背負った彼が見える 場内は大歓声だ
ボールが外に出た。コーナーだ チームは全員審判に交代を求める
しかし、空気を読まない主審はコーナー開始を指示する
まだ交代手続きが終わっていないのだ
やっとピッチ脇に交代ボードを持った第4審判と8が並ぶ
試合が再開された、僕は叫ぶ 切れ、ボールを外に出せと・・・
対戦相手も空気を読んだのかボールが外に出る
珍しく2万弱入った競技場にこの日一番の歓声が・・
交代は彼が後継者に指名した19才の26番だった
二人が軽く抱き合った そして8番が颯爽とピッチに入って行く
その瞬間僕の眼に少し涙がたまった
何に感動した訳ではない
彼の2002年のW杯ゴールもこの会場だった
その映像が思いだされた
たった20秒 それが彼の公式戦最終試合の出場時間である
その後引退セレモニーが始まった
これからも外からチームにかかわるそうだ そりゃそうだよ
早くS級取って監督として帰って来て欲しいと思うものだ
セレモニーの感動は後日。
posted by ohno at : 13:43