2008年11月19日
激痛!!−④
4日目の朝、いつもより腰が軽い気がして立ち上がってみた
歩き方はスムーズではないがなんとか動けない日々からは
脱出したようだ
しかし腰にどうやって力を入れていいのか分からずに
重心が不安定であり、少し歩くと電気が全身に流れ動けなくなる
玄関で10分横たわった
これならば病院に行けるだろうと思い、近所の大型病院に連絡を入れる
が残念ながら整形外科の先生はお休みらしい
なんとなく個人病院は怖かったので、安静に寝ていようかと思い
ベッドに横たわる
お腹が減って、我慢の限界になった
食料は既に食べ尽くしている
外に出る体力を使うのならば医者に行こうと思い
携帯で近所の整形外科を調べ、診察時間を確認し、そこへ向かう
着替えにも手こずり、なんとか家を出たがエレベーターまで
歩いただけで動くのが嫌になり、壁にもたれ腰の緊張が
なくなるのを待つ。その間に家の下にタクシーを呼んだ
腰と格闘しながら下に降りると既にタクシーは来ており、
よちよち歩きで乗り込んだ。
近所で申し訳ないと運転手に言いながらワンメーターの距離にある
病院へ行き診察を受ける
骨に異常もなく、ヘルニアの可能性もなく、コルセットと痛み止めを
もらっただけで病院を後にする
痛みが和らぐ事もなく、病院ってなんだろうと自問自答していた
大通り沿いのコンビニで食料を大量に買い込んでまた近距離タクシーに
乗って家に帰る。コルセットが見えたのか運転手からは文句を言われなかった
だけでほっとする
その日もベッドで過ごす
夕方に差し入れを持って来てもらい、明日までの食料は確保だ
もう5日間お風呂に入っていない事に気がついた
でも動くと痛いのでそんな事を忘れる事にして寝て過ごす
毎日が同じペースで過ぎて行き
心の拠り所だった座薬が切れた
明日の事を考えながら眠りについた
posted by ohno at : 16:51
2008年11月17日
激痛!!−③
動けなくて3日目を迎えた。毎朝立てるかと挑戦するが
腰に力が入らずに立ち上がるのを諦める
先日、差し入れもらった食料も底をつきかけて不安になる
病院に行こうにも動けないので今日も挫折し、一日中ベッドの上に
横になり腰に負担をかけない姿勢を探す日々だ
夕方に会社から連絡があり差し入れを持って来てくれるそうだ
これでまだ生きて行けそうだ
全ての人に感謝する毎日である
食料をもらって寝ながら食べる
明日は元気になってくれ
そう自分で自分の祈りながら寝ようと思うが
なかなか寝付けない
先日買ったミンゴるで時間をつぶし睡魔が来るのをまつ
やっと来てくれた
寝よう、その前に座薬を入れ忘れない様にしないと・・・
ちょっと癖になりそうだ
posted by ohno at : 17:30
2008年11月14日
激痛-②
朝、痛みが治まらないので知り合いの看護士に助言を求める
救急車呼んで医者に行った方がいいと言われたので
携帯で救急病院を探して整形外科の担当医がいるか確認をするが
何処もいない
担当医がいなければ行っても仕方がないので家でおとなしく
寝る事にした
動けないので食料も買いに行けず、またタバコもなくなる
部下に食料補給の連絡をするがそれが来るのは夜だ
腰の痛みと、空腹と、喉の乾きにどうしようもない自分に
イライラした。
昼過ぎに座薬を持って知り合いが来てくれ、タバコと少しの
飲み物に食料を持ってくてくれた
生き返った気がした
人生で初めて座薬を使用し、微妙な感覚に戸惑い
トイレに行きたくなるのだが動けないので我慢して過ごす
夜に頼んでいた食料が2日分到着する。ありがたい
動くと痛いので寝ながらおにぎりを食べて寝る
夜中目が覚め、トイレに行きたいと思う
でも起き上がれないので我慢していたが限界を超えた
人間は限界に来ると恥も外聞もない
僕はベッドの位置に感謝しながらベランダへの扉を開けた
深夜である、外には誰もいない
僕はしては行けない事をした でもそれは仕方がない事だ
と今も思っている
激痛はいっこうに治まらない
もう動けなくなって2日が過ぎた
明日は少しましになってくれと祈りながら眠りについた
posted by ohno at : 15:15